日常のことから、人との出会い、本からの学び書いています

純粋経験とは何か

「純粋経験」とは日本を代表する哲学者である
西田幾多郎が表した「無」の哲学である。

今日はなぜかこの話題になる不思議な日だ。

「純粋経験」とは、芸術家やスポーツ選手、音楽家、
将棋、碁、チェスのプレイヤーが作品の制作中や
演技、競技に高い次元で集中している経験のことだ。

何かを純粋に見ている私、何かを純粋に聴く私がいて、
見ている私や聞いている私が全く存在しない状態、
知覚のみがある状態のことである。

付け加えると、反省や分析の対象になる以前の没我、
忘我での経験のことをいう。

チクセントミハイの提唱した「フロー」も、ほぼ同じ概念だ。

当たり前に感じるかもしれないが、
根本のメンタル構造が二元論である西洋人には、
相当感じ難い感覚であるようであるし、
おそらく、現代の一般的な大人の日本人でも
経験することが難しくなっているはずである。

それは、行為する「わたし」を常に評価、批評する
「わたし」がいつも存在するからである。

西田幾多郎がいう「純粋経験」は、
以前であれば多くの日本人が普通に経験していた
ということに、私個人は驚きを禁じ得ない。

なぜなら、現代の芸術家やミュージシャン、作家は
「あれがきた」とか「降りてきた」とか、
一般的にはかなり怪しい表現を用いるし、
スポーツ選手は「ゾーンにはいった」などという。
西田幾多郎のいう「無」の状態の経験のことについてだ。

純粋経験とは何か
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道具としての知識

プラグマティズムの継承者であるデューイは、
理論を発展させた。

「知識の内容は、すでに起こったことであり、完了し、
それゆえに確定され確実なだと思われているが、
知識が参照することがらは将来すなわち見通しである。

知識は今なお進行中のことや、
これからなされるべきことを理解したり、
それを意味あるものにするための手段を提供する」

『民主主義と教育』
~デューイ~

デューイは経験の中でも、他者や現実との相互作用と
継続性を重んじた。

1.問題設定
2.仮説
3.推論
4.テスト
5.保証された命題設定

相互的、継続的な経験によって、以上が可能になると
考えていた。

経験を通じた知識の内面化、道具化は、
現在、私たちの仕事の中でもマニュアル化の場面で
使用されるものである。

道具としての知識
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新しい時代の一つの在り方

ハーバード大ビジネススクールの大学院生が、
東日本大震災の被災地を訪れ、
社会課題の解決に向けたビジネスの在り方を探る
研修プログラムをまとめた
『ハーバードはなぜ日本の東北で学ぶのか
-世界トップのビジネススクールが伝えたいビジネスの本質』
の著者、山崎繭加さんがラジオで面白いことを
言っていました。

「これからの会社は目的のために設立されるのではなく、
人のためにある。
ある人達が居て、その人達のために設立されるべきでは
ないか」

また、東大教授の石川健治さんは憲法について、
「立憲主義的な憲法定義のなかに理想はない。
特定の理想を書き込まないのが、理想の憲法だ」

それぞれ全く違う立場で共通点は東大ということぐらい。
しかし、これからの社会の方向性を示していると思う。

私なりに解釈すると、
これからは脳が支配するような社会ではない。
身体の各細胞に宿る遺伝子が、それぞれの役割に
向かって自由に動きながらも全体の統合が自然に成り立つ、
中心というものの重要性が薄れるようなイメージだ。
おそらく、そのほうが自然である。

グローバリゼーションのような一つの在り方に向かう方が
人類にとっては、特殊な時代だったように思う。

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プラグマティズムとは

プラグマティズムとは、ギリシャ語で行為を意味する。
その思想は「役立つものはすべて真理である」という
スローガンのもとに広がった哲学運動と言われている。

簡単に言い換えると、経験によって確かめられる、
実用性を強調した哲学のことである。

プラグマティズムはパース、ジェームス、デューイへと
引き継がれていく。

「ある観念や信念が正しいとするなら、
われわれの現実生活はどのように違ってくるだろう?
その真理はどうやって実現されるだろう?
信念が間違っている場合とそうでない場合はどう違うのだろう?
つまり、その真理の現金価値はどれだけなのか?」

プラグマティズムは、この疑問にこう答える。

「真の観念というのは、われわれが取り入れ、効果を生み出し、
そして確認できるものである。偽の観念はそうではない・・・

『プラグマティズム』
~ジェームズ~

一種の結果主義とも言えるが、ジェームスは、真理や知識は
本来、人々に役立つものでなくてはならず、
人間生活の有用性という目的を超えて真理はないというという
ところにある。

知を現実にさらして、自身の内に内在化し、実用的価値を得る。
なんと、現代のビジネス的な哲学だろうか。

プラグマティズムとは
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人類の近未来を想像してみる

今、放送中のNHKの連続テレビ小説の主人公が
育った田舎の風景をみて、
「これ、俺の小さい時と風景」と思った。

田舎の稲刈り風景、家の中のキッチン周辺、
母たちのモンペやエプロン姿、父の農作業着など。

田植え、おばあちゃんに連れられて従妹達と
横一列になってやっていた。
稲刈りは親戚総出だ。稲を刈ってまとめる人、
運ぶ人、干すためにハゼにかける人。

これは、小学生の低学年の頃までの話だ。
その後、田植えは田植機に、稲刈りはコンバインの
仕事になっていった。

この50年の社会の大きなテーマの一つは、
人間の労働の機械化だった。
言い換えると、肉体の外化だった。
かつて人間の移動は自分の足か、かご、
馬、牛といった動物だったが、自転車になり、バイクになり
車になってきた。

建設現場においても、ほとんど機械を中心に作業が進行し、
人間の肉体を酷使する場面は限られる。
一番人員を割いているのは、警備だったりもする。

家庭内の所謂家事においても、かつて必ず家にあった、
ハタキやホウキを見かけることもなくなった。
掃除機を放てば、勝手に床掃除をやってくれる。
洗濯機も放り込めば、乾燥までやってくれる。
これらの家電も今はリモコンを使ったりするが、
間もなく、ほとんどが音声認識で動くようになりそうだ。
人間が労働のために身体を使う機会はなくなる。

今、人間の肉体の外化の中心は脳が中心となっている。
骨格筋の外化の先は、怠け者のようにソファに寝そべって
口であれこれ、ロボットに命令する姿が想像できる。
もしかすると、ランニングブームやサイクリングブームは、
太った怠けものという自分に対する恐怖の出現かもしれない。

しかし、脳の外化は想像できない。
脳を怠けさせると何が起こるのだろうか。
いつだったか、老人のボケ防止の対策に大人のゲームが
あったが早くも消えていった。
おそらく、映画や音楽を鑑賞する行為や小説を読むという行為も、
脳を活性化する効果は薄いだろう。

究極の身の安全のために、アンドロイドに全部やらせれば、
自分は傷つかないし、経営もヒューマンエラーや人間関係で
悩まされることもなく効率的に行えそうだ。

肉体のあらゆるものを外化し、便利を追究していくと究極は、
やがて「わたし」という存在そのものへの疑問が浮かび上がってくる。

冒頭の幼い頃みた風景から現在まで40年ほどであることを
考えると、遠からずの未来である。
人類は何のために機械化を進化や経済成長と位置付けたのか
という後世の厳しい批判に晒されることになるかもしれない。

人類の未来
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プロフィール

イッセイ・ホンダ

Author:イッセイ・ホンダ
経営コンサルタント
全米NLP協会公認トレーナー
「社長のビジョンの実現」「社長の参謀、軍師」として経営をサポートしています。このブログで新しい皆様との出会いがあれば大変嬉しいです。

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